講座概要
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13世紀にユーラシア大陸の大部分を支配したモンゴル帝国は、現代の中国とロシアの形成に大きな影響を与えました。本講座では、世界帝国を築いたモンゴルが、どのような経緯をたどって今日のモンゴル国になったのかという歴史を縦軸とし、草原の遊牧帝国のしくみ、宗教と文字、草原から見た中国史、ロシアの成立、民族主義の誕生、20世紀の国際関係など、日本も含む東アジア地域の諸問題を、大陸側からの観点で理解することを目指します。
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教材
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毎回講師が作成した資料を配付し、プロジェクターを利用して図版を映写します。
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第1週
(1/16)
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モンゴル草原と遊牧民とゲルの写真などを映し、遊牧民の文化を解説する
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第2週
(1/30)
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なぜ「世界史はモンゴル帝国から始まった」というのか
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第3週
(2/6)
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モンゴル帝国の継承国家とチンギス統原理
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第4週
(2/13)
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シナ(チャイナ)とは何か、草原から見たシナ史概説
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第5週
(2/20)
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モンゴル人のシナ支配とシナの変質、日本への「蒙古襲来」
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第6週
(2/27)
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モンゴル人のロシア支配とロシア人のシベリア進出
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第7週
(3/5)
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モンゴル人のチベット仏教への帰依、仏教とチンギス統原理との衝突
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第8週
(3/12)
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モンゴルを合併した満洲人皇帝が清朝を建国
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第9週
(3/19)
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最後の遊牧帝国ジューンガルと露清関係
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第10週
(3/26)
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清朝とロシアが中央アジアを分割、清朝支配下のモンゴル
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第11週
(4/2)
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20世紀モンゴルの民族運動
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第12週
(4/9)
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日本の大陸進出と満洲帝国
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参考書
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宮脇淳子『モンゴルの歴史 遊牧民の誕生からモンゴル国まで』(刀水書房)、同『真実の中国史[1840-1949]』(李白社)、同『世界史のなかの満洲帝国と日本』(ワックブンコ)、岡田英弘『世界史の誕生』(ちくま文庫)、同『中国文明の歴史』(講談社)、同『モンゴル帝国の興亡』(ちくま新書)、同『読む年表、中国の歴史』(ワック出版)など。その他は授業で紹介する。
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